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鼠径部ヘルニア(脱腸)

ヘルニアとは先天的あるいは後天的な原因で生じた組織の間隙から臓器(腸など)や組織が脱出や嵌入した状態であり、鼠径部(足と腹部の境)の腹部側に脱出するヘルニアを鼠経ヘルニア(内鼠経ヘルニア、外鼠経ヘルニア)、大腿部側に脱出したヘルニアを大腿ヘルニアといいます(図1)。

通常、ヘルニアは容易に手で押すあるいは立位で還納(腸などがもどる現象)されますが、ヘルニア門(ヘルニアの間隙)が狭く、還納されない場合を嵌頓ヘルニアといいます。腸管が絞扼された場合は、腸管の血流障害と強い腹痛が出現します。これらを放置した場合は、腸管壊死を起こし重篤な状態となります。嵌頓した場合は早急な医療機関の受診が必要となります。

(参照:病気がみえる 消化器編 メディックメディア)

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