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すり傷・切り傷、裂挫創、刺創、咬傷

すり傷・切り傷

切り傷とは、刃物などの鋭利なもので切れた状態です。傷が深ければ縫合します。
すり傷とは、転倒などにより、皮膚がすりむけた状態の創傷です。当院では湿潤療法を行っています。湿潤療法1)とは、傷を消毒して、ガーゼをあてて乾燥させて治す従来法ではなく、傷を水道水で洗浄後、医療用の被覆材で傷を覆い、湿潤環境(じゅくじゅく状態)を作ります。その結果、傷を早くてきれいに治す方法です。具体的には、傷を水道水などで水洗いを行い、異物や汚れをおとします(図1)。

消毒は傷の治りを遅延させるので行なわず、医療用あるいは市販の被覆材を貼り湿潤環境をつくり創傷治癒を促進します(図2)。傷は乾燥させないように、定期的に傷を水道水で洗浄後に被覆材の交換を上皮化(傷が新しい皮膚を形成する)するまで行います(図3)。

1) これからの創傷治癒 医学書院、2003 夏井 睦

裂挫創

鈍的外傷により生じた皮膚の損傷を裂挫創(皮膚が裂けた傷)といいます。傷の程度によりますが、傷口の壊死組織を除去(デブリートメント)する場合があります。

刺創

先端のとがった鋭利な器具が突き刺さって生じる傷を刺創(刺し傷)といいます。器具の先端が創内に残った場合、摘出が必要となることもあります。

咬傷

人や動物に咬まれた後に生じる傷を咬傷(咬みきず)といいます。比較的感染しやすいので、抗生剤の投与が多くの場合必要となります。
いずれの怪我も早急に来院され適切な治療をうけましょう。

(参照:日本形成外科学会ホームページ )

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