膠原病
免疫は本来、体外から侵入した細菌やウイルスなどの病原体を攻撃して排除します。膠原病はこのシステムに何らかの原因で異常が生じ自己の組織を攻撃し、臓器障害を発生する疾患群です。
次のような症状があればご相談下さい
- 関節が腫れて痛い
- 原因不明の発熱が一か月以上続く
- 朝方に手指がこわばる
- 顔面や手足に発疹や紅斑ができる
- 口内炎を繰り返す
- 原因不明の体重減少、食欲不振
- 健診などの血液検査でリウマチ因子や抗核抗体が陽性
- 皮膚が硬化する
- 手指が冷たく蒼白になる(レイノー現象)
- 筋肉痛や筋力低下がある
- 眼や口が乾く
これらの症状が1つでなく、次々と出現すると膠原病の可能性があります。
関節リウマチ、全身性エリテマトーデス、皮膚筋炎、多発筋炎、シェーグレン症候群、血管炎症候群、混合性結合組織病など多数ありますが、重症度によっては入院加療が必要であり、その際は基幹病院に紹介いたします。
(内科:一志邦夫)